お互いの写メを交換しないで会った男の末路と写メ交換の重要性

 

これはまだ僕がネットの出会いが初心者だった頃の話。

 

 

その頃に流行っていた2ショットチャットをやっていて一人の女の子と仲良くなった。

 

 

彼女はノリが良かったので、すぐにメルアドと電話を教えてくれ、暇な時に電話で話す仲になった。

 

 

2か月くらい電話で話していると、かなり仲良くなり、恋愛トークなんかも弾んでいた。

 

 

その声はマユユにそっくりだったので、僕はアイドルと電話している気分になっていた。

 

 

 

そんな2か月ちょっと過ぎた頃、今度会ってみようという事になったので、日曜日の夜にデートする事になった。

 

 

今であれば、写メを会う寸前の状態で確認できていなければ『写メ交換』を必ず行う。

 

 

しかし当時 出会い系芸人駆け出しの頃の僕は、電話の声だけで相手の顔を想像し『【渡辺麻友】似のアイドル風』と決めつけていたのだ。

 

 

しかしこれが悲劇の始まりだったのである・・・

 

会った当日の状況

 

待ち合わせは日曜日の夜7時だった。

 

僕はレンタカーをかっとばし、約1時間程で待ち合わせ場所に着いた。

 

 

『着いたから待ってるね。車の車種は○○で黒いセダンだからよろしく』

 

 

マユユにそうメッセージを送り、ゆっくり待つことにした。

 

コンビニの駐車場で待っていると、何人もの人がコンビニに出入りしているのが見えた。

 

 

『マユユっぽい子いないな〜。まだかなあ』

 

 

数分後に起こる悲劇を僕は、その時はまだ知る由もなかった。

 

 

 

しばらくしてコンビニの前に人影が現れ、電話をかけ始めたと同時に僕の携帯に着信が入る。

 

 

僕   「もしもし」

 

マユユ 「着いたよ」

 

僕   「え?」

 

マユユ 「あった、あの車だね」

 

僕   「・・・・・」

 

 

そしてその人影は徐々に車に近づいてくる。

 

 

 

頼む、来ないでくれ。

 

 

嘘だろ。来るな、来るなぁ〜!!

 

 

 

 

 

 

「はじめまして〜」

 

 

 

そこにはジュゴンが立っていた。

 

 

 

僕の頭の中で音を立てて崩れてゆくマユユ。

 

人生が終わった気分だった。

 

しかしそこには現実があった。

 

 

車の車種を教えていた為、とても逃げられる状況ではなくなってしまった僕は、助手席にジュゴンを乗せた。

 

車がズシリと重みを感じて揺れるのがわかった。

 

 

『やばいどうしよう。』

 

『隣にすごいのが乗っている。誰にも見られたくない。』

 

『適当にドライブしてバイバイしてしまおうか』

 

 

夜で暗く、地元ではないのが唯一の救いだった。

 

思い描いていたデートプランが全て吹き飛んだ。

 

放心状態の僕は車内で何を話したのかよく覚えていない程、ショックが大きかった。

 

覚悟を決めて最終決戦へ

ドライブをしてどれ程の時が経っただろうか。

 

今どこを走っているのかわからなかった。

 

 

ジュゴンとの会話に気を使わなくなり、話は完全にエロトークへと変わっていた。

 

そして僕は・・・イカレてしまった・・・

 

 

 

僕「疲れたからホテル行こ」

 

 

ジュゴン「別にいいけど」

 

 

僕「腹へったね。はははは はははは・・・」

 

 

自分のひきつった笑いが車内に響いていた。

 

 

 

ホテルへ着き、誰にも会わないよう,ロビーから風のような速さで部屋へと廊下を駆け抜けた。

 

一緒にお風呂にはいり身体を洗ってあげた。

 

大きな丸い身体を丁寧に洗っていた。

 

まるで飼育員のように・・・

 

 

 

 

その後の夜の記憶は闇に封印した。

 

おじいさんになったら孫にその夜の戦いは話してあげようと思う。

 

 

終戦 そして敗走

 

翌朝目覚めたのはホテルだった。

 

まだ現実に戻れない僕がいた。戦いは終わっていなかった。

 

この朝の明るい中、ジュゴンを車で送らなければならなかった。

 

 

『よし、さっさと送ってずらかろう。』

 

 

早々とチェックアウトを済ませ、車を走らせた。

 

 

しかし、ここでまた試練が待ち構えていた。

 

 

ジュゴンの家の近くまで来ると見えてきた対向車線にできる通勤渋滞の列、そう、今日は月曜日の朝だった。

 

 

対向車がこんなに渋滞している所で降ろせ、なんて言われたら渋滞の人々に見られてしまう。

 

 

万が一その渋滞に知人がいて見られたら、それは死を意味すると自分に言い聞かせた。

 

 

 

僕は月曜日お休みだったので平日の朝という事を忘れていた。

 

 

『神よ、頼むからこの渋滞を切り抜けてくれ!俺はコイツを人目に付かない所で降ろしたいだけなんだ!』

 

 

しかし悲劇は起きた。

 

 

 

ジュゴン「ここでいいよ、降ろして」

 

 

 

ジュゴン「ここでいいよ、降ろして」

 

 

 

ジュゴン「ここでいいよ、降ろして」

 

 

 

 

 

対向車線にできる朝の通勤ラッシュの渋滞。

 

 

ジュゴンを降ろしている時、対向車線のドライバーの視線は、明らかに僕たち二人に注がれていた。

 

日曜デートからの朝帰りを送る彼氏、といった所か・・・

 

 

へへっ 泣けてくらぁ

 

 

僕はドアが閉まると車を急発進させ、まるで銀行強盗の如くその場を猛スピードで立ち去った。

 

 

まとめ【お互い気持ち良く会うにはどうするか】

 

これは出会いアプリでよくある、『仲良くなった相手の美化現象』である。

 

 

電話の声は相手のイメージを美化しやすく、これがアプリ内で知り合ってから間もなければ被害も小さいが、長い期間相手の容姿をわからないまま友好を深めてしまうと、いざ会った時に精神的ダメージも増大する。

 

 

今までの経験や知人女性の情報からいって、リアルに会った時に『仲良くなれば容姿は全く関係ない』となる可能性は極めて低い。

 

 

それは相手も同じで、こちらの容姿を必ず気にいってくれるとは限らない。

 

 

写メ交換なしで会ったら、会った時に相手のテンションが落ちていた という事も経験がある。

 

 

この場合は相手の落ちた気持ちを挽回するには、かなり困難な状況になると思っておかなければならない。

 

 

リアルに会うのなら会った時に気まずくならないよう、写メ交換はLINE交流時にておく事が望ましい。


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